HOTSTARTの沿革

HOTSTARTの沿革

HOTSTARTの歴史は、1942年、スクールバスの運転手Wayne Kimberlinが設立したKimberlin Manufacturing社(ワシントン州スポーケン)に始まります。Kimberlinは、スクールバス用に独自の電気式エンジンヒーターを開発すると、会社を設立し、GEからクーラント予熱についての特許を購入し、寒冷下でもエンジンをすばやく始動するためのエンジンヒーターの製造を開始しました。ここに加わったのが、当時、印刷所を経営していたStanley Powerです。Powerは1944年にはKimberlinから事業を取得、企業名をKim Hotstart Manufacturing Companyに変更します。

Kim Hotstartの最初の工場はスポーケンのダウンタウンである159 S. McClellanにありましたが(この建物は現存しており、最近マルチテナント型オフィスビルに改装されました)、1945年に数キロ北に移転します。

さらに2年後の1947年、Powerが917 West Broadwayの古いレンガ造りのアパートに妻と2人の娘とともに移り住むと、その後の一年間は、この建物の1階で製造業務、地下で出荷業務が行われました。

Stanley Powerが最初に製造・販売したヒーターの名前は「Kim Hotstart」でした。最初期の製品仕様には、次のように記載されています。
「KIM HOTSTARTは、停止中のエンジンを予熱するヒーターです。エンジンのクーラント循環システムを利用し、これをバイパスする形で予熱を行います。パーコレーターの原理でクーラントの流れを制御して、吸水口から冷たいクーラントを吸入し、エンジンの後部に温められたクーラントを排出します。本製品によって、通常のクーラント循環が妨げられることはありません。本製品はエンジン製造元の承認を受けています。」

現在の製品に比べると、当時の製品は大きく、スマートとは言えない外観でしたが、その機能はCummins and Internationalなどのメーカーから高く評価されていました。両端から2本のホースが伸びた四角い箱が、当社が誇るエンジンヒーターソリューションの原型だったのです。

Powerは1956年に死去するまでKim Hotstartのオーナーとして経営にあたりますが、その後は彼の娘がオーナーとなり、経営は義理の息子であるHube Randallに託されました。1978年に、Kim Hotstartは、現在の所在地であるスポーケンの5723 E. Alkiに移転します。移転先の敷地の面積は124,000平方フィートにおよび、新たに研究開発のための実験施設や最新式の低温室が備えられました。この実験施設に用意された4つの試験室では、設計製造チームがエンジン予熱システムの試験を実施しています。また、-40℃(-40°F)までの環境を再現する2つの低温室には大型エンジンの搬入も可能で、過酷な低温環境のシミュレーションにより、製品の性能を試験しています。

HOTSTARTは、アメリカ国外へのサービスを強化するため、2010年にドイツのシークブルクに営業所、2011年にテキサス州ヒューストンに石油およびガス業界向けの営業所、日本の東京にHOTSTARTアジアパシフィック合同会社(HOTSTART Asia Pacific Ltd.、HAP)事業所を開設しました。なおHOTSTARTは、現在もStanley Powerの子孫が所有する株式非公開企業です。

HOTSTARTブランドの進化

当社は、設立当初、エンジンを予熱する製品に特化した小さな会社でしたが、70余年が経過した現在では、世界中でエンジンの予熱を必要とする現場で数千におよぶお客様のニーズに応える企業にまで成長しました。これが現在のHOTSTARTです。

「行動は言葉より雄弁である」ということわざがあるように、企業ブランドとはお客様が企業について目にしたこと、感じたことの蓄積です。多くの場合、企業ブランドとはその名称だけでなく、印刷物やWebページなどのさまざまな媒体を通して広がっていきます。お客様に優れたソリューションを提供して、持続的に当社のブランド価値を高めていくのは我々の義務です。ブランドマーク、ロゴマーク、広告、Webサイトなどによって、またお客様に直接お会いする機会において、HOTSTARTブランドのあらゆる魅力を伝える努力を惜しみません。

HOTSTARTがエンジンヒーターの世界トップの企業となると同時に、ロゴもそれを象徴するものに成長しました。

1944
Kim-Hotstart-logo-original.jpg 1944年:Stanley PowerとパートナーのWayne Kimberlinが、スクールバス用に独自の電気式エンジンヒーターを開発しました。Kimberlin Manufacturing社として設立された会社は、その後PowerがKimberlinから事業を取得して社名をKim Hotstartに変更しました。
1992
Kim-Hotstart-Logo-legacy.jpg 1992年:Kim Hotstartは設立50周年を迎え、「HOTSTART」をより強調したロゴに変更しました。この頃には、業界内でエンジンヒーターを「Hotstart」と呼ぶことが一般化しており、エンジンヒーターの設計・製造に特化した当社の特徴を正しく表すロゴになったと言えます。
2009
Hotstart-Logo-legacy.jpg 2009年:新しいロゴが発表され、同時に社名がKim Hotstart Manufacturing Co.からHOTSTART, Inc.に変更されました。ロゴから「Kim」が削除され、グローバル市場でのHOTSTARTブランドを強調する企業名となりました。なおHOTSTARTは、現在もStanley Powerの子孫が所有する株式非公開企業です。
Celebrating 75 years 1942–2017